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ALUMNI NEWS

2025.2.27

卒業生の活躍

活躍する校友:歯科衛生士として健康を守りたい(2012年心理学部卒業 本吉ひとみさん)

学生時代の思い出

中・高校のときに吹奏楽部で低音楽器のバリトンサックスを担当していたことから、大学時代は軽音楽部に所属し、ベーシストとして活動していました。

朝から晩まで音楽漬けで、部室や音楽スタジオに入り浸る毎日…。今思い返すとあれだけ時間のある学生時代にもう少し勉強していたらなぁと思う反面、あのときに思い切り遊んでいたからこそ今必死になって勉強できているとも思います。

現在のご活動

歯科医院は小さい組織で「悩んでいても相談できる先輩がいない」「先輩がいても教えてもらえない」「忙しくて教育の時間が取れない」など課題がたくさんあり、私自身も新人のときに困ることが多かったように思います。

そんな方々に救いの手を差し伸べたいと思い、ひとりで悩みを抱える歯科助手・歯科衛生士など歯科医療従事者向けにYouTubeやWEB記事にて発信活動をしています。

登録者数は約7000人とまだまだ少ないですが、SNSなどを通して相談を受けることも増え、大学時代に学んだこともいかしながら活動できていると感じています。

YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@dh_ponkichi

在学生へのメッセージ

心理学部だったので、人と接する仕事がしたいと思い、ホテル業界で内定をいただいたものの、将来に不安を感じて4年生の冬に内定辞退をするという無茶な選択をしてしまいました。

今更ながら手に職をつけたいと思い直し、昼間は歯科助手として勤務しながら夜間の学校で学び、歯科衛生士の国家資格を取得。

おかげでコロナのときも職に困ることなく、妊娠中でもすぐに就職先が決まるなど、全国どこにいってもいつでも働きやすい環境があるのは当時頑張ったおかげだなと感じています。

遠回りしてしまったので、資格を取ってからは積極的に学会や勉強会に参加して、技術や知識の研鑽をしています。

お恥ずかしながら学生時代はあまり勉強しておらず、社会人になった今のほうが熱心に学んでいます。早くやるに越したことはないですが、いつからでも遅くないので、やりたいと思ったときに諦めないでチャレンジすることが大切だと思っています。

活動の紹介

雑誌PRESIDENTで、55-77歳のシニア1000人に聞いた「健康の後悔トップ20」によると、第1位に「歯の定期検診に行けばよかった」が選ばれました。

歯を1本失いはじめるのが平均で50歳付近で、その後はおよそ10年で3本歯を失っていき、70歳で半数の方が入れ歯を使用しています。

若いうちは何不自由なく好きなものを食べられますが、歯を失っていくほど食べられるものが限られてきます。

また、歯科とからだの関係は深いとも言われていて、歯が残っているほど健康寿命も長くなっていきます。それにも関わらず、若いうちから歯に関心のある方は少なく、実際に失ってから気づく人がほとんどで、泣いている患者さんをたくさん見てきました。

そんな方が少しでも減るように、歯科に関する啓蒙活動をしています。からだの健康とこころの健康は繋がりが深いので、「おくち」から始まって「からだ」と「こころ」の健康までサポートできる歯科衛生士になること、またそんな歯科衛生士さんを増やすことを目標に、日々奮闘中です。

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